お米のとぎ汁は便利

お米のとぎ汁は捨てずに有効活用

日本人の多くが毎日ご飯を食べます。
ご飯を炊く時にはお米を研いで炊きますが、その時、お米のとぎ汁が出ます。
このとぎ汁、多くの方はそのまま捨ててしまうのですが、実はいろいろ利用できるのです。
またとぎ汁には非常に多くの成分が含まれているので、使いようによっては栄養価を摂取するという事にもつながります。

お料理や掃除、また美容にもいいお米のとぎ汁を活用する方法を理解しておくと、水道代の節約にもつながります。
是非、お米のとぎ汁の使い方をマスターして、節約上手な奥様になってください。

下ごしらえにお米のとぎ汁

お米のとぎ汁を野菜の下ゆでに利用するとあくが抜けてうまみがぐっと出てくるというのはみなさんご存知でしょうか。
よく行っているのは大根でしょう。
大根をおでんなどに利用する前に、お米のとぎ汁でゆでてからおでんの汁に入れると、味の浸みがよくなりますしあくも抜けてえぐみが出ません。
また大根のほかにも、筍、ごぼう、サトイモなどの煮物をする前に、下ゆでに利用するとあくが抜けていいお味になります。

お米をとぐ際に、1回目のお水は捨てます。
埃などが付着しているので、利用するのは2回目のとぎ汁からです。

土鍋を長く持たせるという事でも、とぎ汁が活躍します。
とぎ汁を土鍋の8文目くらいまで入れて弱火で15分くらい火にかけます。
完全に熱が冷めてから洗い流します。

お掃除に活用しよう

フローリングの掃除にもとぎ汁が活躍します。
雑巾につけて固く絞ってからフローリングをふきます。
とぎ汁には油分が少し含まれているので、艶出しになるのです。

タッパーにカレーや酢などのにおいがついてしまう事も多いのですが、この臭みをとる事にも利用できます。
一晩とぎ汁につけておくだけで臭いが消えるのです。
食器も付けておけば油汚れなどが落ちるので、アウトドア先で役立ちます。

美容にもとぎ汁が良い

洗顔にお米のとぎ汁を利用するととてもつやつやな肌になります。
お米のとぎ汁に含まれるセラミド、ビタミンBなどが美容効果を発揮してくれるのです。
洗面器にとぎ汁を入れてお湯で1.5倍くらいに薄めて、お顔にぱしゃぱしゃと5回から10回程度なじませて、最後にぬるま湯ですすぐだけです。

お米のとぎ汁を湯船に入れるとしっとりした入浴剤かわりになります。
もちろん料理に利用する時同様、2回目からのとぎ汁で実践してください。

洗顔は美白効果、古い角質の除去など美肌効果が高いので、お金をかけずにキレイになれる方法として実践されている方が多いのです。
お米のとぎ汁は冷蔵庫で保存しますが、それでも半日で使い切るようにしてください。
お金をかけずにキレイになれる、お料理にも掃除にも使えるとぎ汁、捨てるなんてもったいないです。