老後破産なんてしたくない!

老後のことは早めに考えた方がいい

高齢化社会や少子化といった話題を耳にしない日はないほどですが、実際のところ自分たちが65歳以上になったときどういった生活をしているかは想像することができません。

年金不足などいろいろなことは言われてはいますが、現在の高齢者世代はなんだかんだと若い頃に蓄えた貯蓄が充分にある人も多いので、数千万単位で老後のために使えるお金を持っている人もたくさんいます。

しかし現役世代の私達は日々の生活が既にガラス張りで、隠し財産どころではありません。

子供を育てているうちはどうしようもない面もあるのですが、これが10年、20年後になったときどうやって生計を立てようかということは今から考えておくべきことでしょう。

いろいろと言われていますが、結局のところ最終的に一番頼りになるのは自分でコツコツと積み立ててきた貯蓄です。

今後の人生設計でも、使えるお金がある程度まとまってあるかどうかによってかなり選択の幅が異なってきます。

毎月いくら位なら貯蓄できるか

節約をするときの基本中の基本となるのは、「毎月きちんと決まった額の貯金をするようにする」ということです。

貯金がヘタな人にありがちなのが「毎月余ったお金を貯金する」という方法をとっていることです。

一ヶ月節約をすればお金はいくらか余るだろう、と思うところですが人というのは弱いもので、使えるお金が手元にあるとついつい手を出してしまうものなのです。

仮に余ったとしても、翌月にちょっと足りなくなると「先月たくさん貯金したからそこから使えばいいや」とばかりに勝手に持ち出しをしてしまったりします。

そこで銀行口座で定期積金を契約するなど、毎月決まった日に必ずいくらかは貯金口座に入るようにしておくことで、足りない月も余っている月もきちんと積立に回すことができます。

積立金額をいくらにするかということがやや悩みどころですが、一般的な会社員として給与をもらっているなら、せめて月々2~3万円は必ず貯金にまわしたいところです。

最初はちょっとつらいかなと思うかもしれませんが、案外そのお金のペースに慣れてしまえばその範囲で家計をやりくりするようになるので案外順調に貯金を増やしていくことができるものです。

25歳から毎月2万円積み立てたら

毎月2万円も使えなくなるなんて苦しいな、と思う人におすすめしたいのが将来の金額のシミュレーションです。

仮に25歳から毎月2万円ずつ積立をしたと過程した場合、65歳まで同じように続けてたときに手にすることができる金額はなんと960万円になります。

しかもこれはあくまでも元本ペースなので、この金額を料率のよい定期預金にしたり、元本割れの危険の少ない投資に回したりした場合にはさらにプラス数%の金額にすることができます。

老後資金として960万円はかなりの余裕になりますので、もしもらえる年金額が現在よりも低くなってしまっていても、生活水準を落とさずに生活をしていくことは充分に可能です。