「予想外の出費」を減らすには?

細かい予算管理が節約の基本

月末の給料日前になって「あと3日もあるのに何百円しか財布に入ってない~」というようなことをつぶやく人がよく言うのが「今月は予想外の出費があって」というセリフです。

確かに主婦業などをやっていると、家族の事情などで突然にたくさんのお金が必要になることもよくあります。

特に冠婚葬祭関係は不思議なことに同じ時期に立て続けに起こることがよくあり、充分に準備をしていたつもりなのにいつの間にかその月の残金がごっそりなくなってしまったなんてこともあったりします。

病気や怪我、冠婚葬祭といった付き合いは自力では管理をすることができないものですが、毎月の生活費については「予想外の出費」では片付けられないこともあります。

月々の生活を余裕を持ってやっていくためには、不測の事態以外のことで起こる「予想外の出費」を防ぎ、定期的な貯金の他に使える余裕のあるお金を用意できるようにしていくことが大事です。

そのためにはまず毎月に使うお金を細かく仕分けして、使える金額を頭に入れておくようにすることがポイントになってきます。

財布を分けてお金を管理する

節約上手な人のテクニックとしてよく見かけるのが、複数の財布を使わけるという方法です。

どんな家庭であっても、月々にかかってくるお金の中には「固定費」「変動費」の2つがあります。

「固定費」というのは家賃や通信費、子供の給食費や塾の費用など節約ができない定額でかかってくるお金のことで、反対の「変動費」は食費や遊興費のようなその月によって使う金額が変わってくるお金です。

「固定費」は自力で金額が変えられませんのでまず給料など収入があったらすぐにその分は支払いができるように確保をしておきます。

問題は「変動費」の方で、こちらを管理するためには用途別に金額を分け、それぞれをその範囲内で収まるようにしていきます。

例えば食費には何万、洋服代には何万、といった感じです。

このとき一緒の財布にお金を入れておくとどちらに幾ら使ったかということを自分で把握ができなくなるので、知らないうちに残り日数があるのに金額が足りないなんてことが起こったりします。

何にいくらまでなら使えるかということを考えて、自分自身の「おこづかい」も範囲内に収まるようにしていきます。

現金をたくさん入れないようにする

それと節約がなかなかうまくいかない人にすすめたいのが、そもそも現金を持ち歩かないようにするという方法です。

銀行でいちいちお金を下ろすと手数料がとられてしまうので、その月のぶんは給料日に一括して引き出すという方法をとっている人もいるでしょうが、そうして財布の中に現金がたくさん入っているとついつい気が大きくなり、街中を歩いていても余計な買い物をしてしまったり、豪華なランチを選んでしまったりしてしまいます。

慣れないうちは一度に引き落としてもそれを封筒などにしっかり分けて管理するようにして、常に財布の中に沢山の現金が入っていないようにしましょう。

管理が難しいと思うならあえてクレジットカードも普段は持ち歩かないようにするというのもコツです。