毎月の水道代を節約したい

都道府県ごとにかなりの差がある水道代

進学や就職、転勤などでそれまで住んでいた地域から全く違った場所に引っ越しをすることになった場合に同じような家賃のところに入っているのになぜか生活費が数千円も違ってきたなんて経験はないでしょうか。

引っ越しをするときにはどうしても住む家の家賃ばかりに目が行ってしまいますが、実は「ガス代」と「水道代」によってかなり生活費全体のコストは変わってきます。

ガス代の場合、同じ都市ガスエリアやプロパンガスエリアへの移動ではそれほど大きな差になることはないのですが、水道代はどの市町村に住むかによってかなり違いが出てきます。

違うといってもどうせ数百円くらいでしょ?と思った人は甘いです。

日本全国の市町村ごとの水道料金を比較してみると、同じ10m3あたりの料金で最安値と最高値とは10倍以上も違いがあるのです。

平成23年度のデータですが、日本一水道料金が高いのは群馬県の長野原町で3,413円/10m3、最も安いのは335円/10m3となっています。

引越し前に調べておきたい水道料金

なぜこんなに違いがあるかというと、水道料金はその自治体ごとに価格設定の権限が与えられているためです。

ですのでその自治体の財政状況に合わせ、その土地で使用する水質と浄化に必要な設備費用によって価格が決められていきます。

ただ水道料金が高い地域はもともとの水質が悪いのかというとそういうわけでもなく、水道料金ワースト10には北海道羅臼町や池田町、増毛町など北海道の都市がずらりとランクインしています。

他にも青森県や熊本県は全国でも高い部類となっています。

逆に安い都市として多く入っているのが愛媛県で、福井県や三重県、兵庫県なども複数の都市が水道料金が安いところとして目立ちます。

同じ県内でも場所によって違うこともよくあるので、引越し前にはその都市の平均水道料金をちょっと調べておいた方がいいかもしれませんね。

自宅で節水するならグッズが便利

節水は災害時対策のためにも重要ということで、ホームセンターなどに行くとかなりたくさんのグッズが販売されているところを見かけることができます。

節水グッズとしてまずおすすめをしたいのが「シャワーヘッド」です。

日本のバスルームメーカーは世界的にもかなり優秀な技術力を持っており、中でも節水シャワーヘッドは少ない水量で圧力を高め、たっぷり水を使って流したような満足感を得ることができる優秀なアイテムです。

ヘッド部分だけの交換なら比較的簡単にできますし、パーツのみで購入すればそんなに高いものではないので買い替えを検討してみてください。